「AIを使いこなしたいけれど、どう指示すればいいかわからない」「プロンプトの書き方に毎回悩んで、かえって時間がかかる」。ChatGPTやClaudeを仕事に取り入れようとして、そんな壁にぶつかっていませんか。
同時に、「AIスキルを副業に活かしたい」と考えながらも、どこから手をつければよいか見えずに立ち止まっている方も多いのではないでしょうか。
でも、それは「AIに詳しくないから」ではありません。実は、普段の仕事で培ったノウハウをプロンプトという形に整理するだけで、それを必要とする人に届ける副業が成り立つのです。特別な技術資格は不要です。
この記事では、プロンプトテンプレートを作ってnoteで販売するまでの最初の30日間を、リサーチ・制作・販売ページ作成の3フェーズに分けて具体的にお伝えします。月5万円はあくまで目安であり、実際の収入はテーマや取り組み方によって変わることを最初にお断りしておきます。
プロンプト販売とはどんな副業か
プロンプト販売とは、対話型AIから特定の成果を引き出すための指示文(プロンプト)をテンプレート化し、デジタル商品として販売する副業です。
たとえば、こんなプロンプトテンプレートに需要があります。
- ブログ記事の構成案を生成するプロンプト
- Excel関数を自動提案するプロンプト
- 英語学習のためのロールプレイ対話プロンプト
- プレゼン資料のストーリーを構成するプロンプト
- 採用面接の質問リストを作成するプロンプト
プロンプトテンプレートは在庫を持たずに販売できて、1つのテンプレートを繰り返し売れます。時間あたりの収益効率が高いのが特徴です。noteでの販売価格の目安は300〜1,500円くらい。このレンジに多くの商品が集まってます。
30日間のロードマップ
ここからは、30日間を3つのフェーズに分けて、具体的なアクションを紹介します。
フェーズ1:1日目〜7日目──リサーチと企画
最初の1週間は、販売するプロンプトのテーマを決めるリサーチ期間です。
市場調査(1〜3日目)
note内で「プロンプト」と検索し、いまどんなテンプレートが売られているかチェックします。人気テンプレートの共通点や、価格帯、レビュー内容を分析してみてください。競合を調べる目的は「真似ること」じゃなく、「まだ満たされていないニーズ」を見つけることです。
分析のポイントはこのあたり。
- どんなテーマが売れているか(ライティング、プログラミング、マーケティングなど)
- 価格帯はいくらか(300円〜1,000円のボリュームゾーンを把握)
- 購入者の評価で「足りない」と言われている要素は何か
自分の強みと掛け合わせる(4〜5日目)
市場調査の結果をもとに、自分の経験や知識と掛け合わせられるテーマを選びます。経理の仕事をしている方なら「経費精算を効率化するプロンプト」、営業経験がある方なら「商談メモを議事録化するプロンプト」。こんなふうに、自分の日常からネタを引き出せると強いです。
「自分には専門知識なんてない」と感じる方も、日常の困りごとを掘り下げればテーマは見つかります。「週末の献立を考えるのが面倒」「子どもに勉強を教えるのが大変」。こうした身近な課題も、立派なプロンプトテンプレートの種です。
企画を固める(6〜7日目)
選んだテーマについて、以下の項目を整理します。
- 誰の、どんな課題を解決するプロンプトか
- プロンプトを使うと、具体的にどんな成果が得られるか
- 競合テンプレートと比べて、差別化できるポイントは何か
フェーズ2:8日目〜14日目──プロンプトテンプレートの制作
テーマが決まったら、実際にプロンプトテンプレートを作り込みます。
プロンプトの設計(8〜10日目)
よいプロンプトテンプレートには、以下の要素が欠かせません。
- 役割設定:AIに与える役割(「あなたはプロの編集者です」など)を冒頭で明確にする
- 目的の明示:何を達成したいのかを具体的に指示
- 出力形式の指定:表形式、箇条書き、Markdown形式など、希望するアウトプットの形
- 制約条件:文字数、トーン、含めてはいけない内容などを明示
- 変数(穴埋め部分):購入者が自分の用途に合わせて書き換えられる部分を【 】で示す
設計の具体例
たとえば「週報作成プロンプト」なら、こんな構成です。
- 役割:あなたはプロのビジネスレポート作成アシスタントです
- 目的:1週間の業務内容から、上司向けの週報を作成してください
- 入力変数:【今週の主な業務内容】【来週の予定】【所感・気づき】
- 出力形式:Markdown形式、見出しは「今週の成果」「課題と対策」「来週の計画」の3セクション
- 制約条件:1セクションあたり200〜300字、ビジネス敬語、箇条書きを適宜使用
テストと改善(11〜14日目)
プロンプトテンプレートの草案ができたら、必ず自分でテストしてください。最低でも5〜10回は異なる入力で試し、出力の品質が安定しているか確認します。
テスト時のチェックポイント。
- 毎回期待通りの出力が得られるか
- 購入者が迷わず使えるわかりやすさか
- 変数部分の説明は十分か
- 出力が実用的な品質に達しているか
テストで見つかった問題点は都度修正し、完成度を上げていきます。正直、ここを省くと購入者から「使えない」と言われるリスクが跳ね上がります。自分の場合、最初に作ったテンプレートはテスト不足で、購入者から質問が来て冷や汗をかきました。
フェーズ3:15日目〜30日目──販売ページ作成と販売開始
テンプレートが完成したら、販売の準備です。
商品説明文を作成する(15〜18日目)
noteの商品ページは、以下の構成で作ると読者の反応を得やすいです。
- 冒頭の課題提起:「こんな悩みはありませんか?」と読者の課題に共感を示す
- 解決策の提示:このプロンプトで何が解決できるかを具体的に書く
- 含まれる内容の明示:テンプレートの内容を箇条書きで示す
- 使い方の説明:購入後すぐに使えるよう、ステップを3〜5段階で示す
- 想定される活用シーン:どんな場面で役立つかを例示
- 注意事項:必要なAIサービス(ChatGPT/Claudeなど)と、無料プランでも使えるかどうかを明記
- 特商法に基づく表記:事業者名、連絡先、返品ポリシーを記載
価格設定(19〜20日目)
noteでのプロンプトテンプレート販売の価格帯の目安です。
| 価格帯 | 内容の目安 |
|---|---|
| 300〜500円 | 単機能のプロンプト1〜3種 |
| 500〜1,000円 | 複数シーン対応、または解説付きのプロンプト5〜10種 |
| 1,000〜3,000円 | 動画解説付き、または特定業務に特化したプロンプト集(10種以上) |
最初は500〜980円程度から始めて、購入者の反応やレビューを見ながら調整するのがおすすめ。価格は後からでも変更できるので、最初から高く設定しなくて大丈夫です。自分の場合、スタートは680円でした。安すぎるかなと思いましたが、まずは買ってもらう実績を作ることが大事だと感じてます。
販売開始とプロモーション(21〜30日目)
販売ページを公開したら、集客のプロモーションを始めます。
- note内での露出を増やす:関連テーマの無料記事を2〜3本書き、商品ページへの導線を設置。ハッシュタグ(#プロンプト #ChatGPT #AI活用 など)を適切に設定
- SNSでの発信:X(Twitter)でプロンプトの活用事例やTipsを投稿。無料で使えるプロンプトを1つ公開し、本編への関心を引く方法も効果的です
- 購入者へのフォロー:購入者からの質問には丁寧に対応し、アップデート情報を発信。リピート購入や口コミ紹介につながる土台を作ります
販売開始から30日間の目標は「1件目の購入を経験すること」です。初月の販売数は1〜5件が現実的なスタートライン。月5万円を目指す過程で、まずは最初の1件を獲得し、購入者の声をもとにテンプレートを改善していくサイクルを回しましょう。
よくある疑問と回答
Q. プロンプトエンジニアリングの専門知識は必要ですか?
いいえ、特別な資格や技術はいりません。ChatGPTやClaudeを日常的に使っている方なら、この記事の手順でテンプレートを作れます。大事なのは「どんな指示を出せばAIが期待通りに動くか」を試行錯誤する姿勢です。自分も最初は感覚でプロンプトを書いてました。
Q. note以外の販路は検討すべきですか?
初めての方はnoteから始めるのが無難だと思います。BOOTH(PIXIVが運営)も選択肢ですが、noteのほうがブログ機能と販売機能が一体になっていて、集客から販売までの導線を作りやすい。販売実績ができてからBOOTHやSTORESへの展開を考えれば十分です。
Q. プロンプトを販売する際の法的注意点は?
特定商取引法に基づく販売者情報の表示は必須です。また、他者が作成したプロンプトをそのままコピーして販売すると著作権侵害になる可能性があるので、必ずオリジナルのテンプレートを制作してください。
まとめ:まずは1つ作って売ること
プロンプトテンプレート販売のいちばんの利点は、在庫リスクがなく、自分の知識や試行錯誤の成果をそのまま商品化できることです。最初の30日間は、完璧を目指すより「1つ作って、1つ売る」を達成することに集中してください。
正直、私も最初の1件が売れたときは嬉しさよりもホッとしたのを覚えてます。そこから少しずつ、購入者の声を聞いて改善する。その積み重ねが月5万円への道です。
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